プレスリリース

株式会社Matchbox Technologiesは、ALSOK介護株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:小黒康伸、以下ALSOK介護)が、当社のスポットワーク内製化システム「matchbox(マッチボックス)」を全事業所に導入し、2026年8月から「社内スポットワーカー」スキームの運用を開始したことをお知らせします。
本取り組みは、慢性的な介護人材不足の緩和と、急な欠員発生時の対応力強化を目的としたもので、OB・OG・スポットワーカー・副業希望・短時間勤務希望など、多様な働き手を登録し、必要なタイミングで事業所のシフトを支援する仕組みです。
これにより、現場の負担軽減、採用環境に左右されない安定的な運営体制の構築、そしてご利用者様に対するサービスの品質向上を実現することを目指します。
当社は、システムの提供と運用支援を通じて、ALSOK介護が自社の人材データベースを形成し、多様な働き手とのつながりを、現場の人材確保や安定したサービス提供に活用できるよう支援します。
介護業界では、サービス需要の拡大にともない、今後も介護人材の確保が大きな課題になると見込まれています。厚生労働省の推計によると、2022年度に約215万人だった介護職員数に対し、2026年度には約240万人、2040年度には約272万人が必要になるとされています(※1)。
介護業界では、採用が難しい状況が長期化している事業所も少なくありません。突発的な休職や離職が生じた際に代替となる人員をすぐに手配できず、ほかの職員の負担が増えることもあります。また、人材確保を新規採用に依存すると、地域ごとの採用環境や人材需給の影響を受けやすくなります。
一方、ALSOK介護には、これまで同社で勤務してきた元職員をはじめ、介護現場で経験を積んだ人材がいます。こうした人材との関係を手繰り寄せ、それぞれの事情に合った働き方で再び力を発揮できるようにすることは、人材不足への対応にとどまらず、介護サービスの品質や現場で働く職員を支えるうえでも意味を持ちます。
※1 厚生労働省「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」(令和6年7月12日公表)
本スキームでは、ALSOK介護がマッチボックス上に自社の人材データベースを形成し、登録メンバーに各事業所の勤務情報を公開します。登録メンバーは、スマートフォンから勤務可能な日時や事業所を確認し、希望する勤務に応募できます。
登録は、同社での勤務経験を持つ元職員への案内と、スポット勤務や副業、短時間勤務を希望する一般の働き手にも対象を広げ、ALSOK介護による面接を経たうえで登録メンバーとして受け入れる予定です。
面接を通じて接点を持った人材の登録情報や勤務実績を自社に蓄積し、次の募集時に役立てることで、募集の度に人材を一から探すのではなく、継続的に活用できる人材基盤を育てます。
本取り組みにより、ALSOK介護は、必要な人員の安定的な確保を図り、短時間やスポットで働ける選択肢を広げるとともに、サービス提供体制を安定させ、現場職員の負担軽減を目指します。
介護現場では、職員の急な休職や欠勤によって勤務に空きが生じると、ほかの職員が追加の勤務や業務を引き受ける必要があります。こうした状態が続けば、一人ひとりの職員がご利用者様と向き合うための時間にも影響しかねません。
あらかじめ登録されたメンバーへ必要な勤務を速やかに案内できるようにすることで、欠員への対応力を高め、職員が本来の介護業務に集中できる環境づくりにつなげます。人員を補うことにとどまらず、安定したサービス提供体制を整え、介護サービスの品質を維持・向上するための基盤づくりを目指します。
多様な働き手のなかには、育児や家族の介護、生活環境や体力面の変化などにより、決まった曜日や時間で継続的に勤務することは難しくても、短時間や特定の日であれば働ける人もいます。
ALSOK介護での勤務を通じて、同社の業務や介護に対する考え方に触れてきた元職員や、多様な働き手とつながり、それぞれの事情に合った形で現場に関わってもらうことで、これまで培われてきた経験や知見を生かすことができます。働く側にとっても、常勤での雇用だけではない形で、無理のない時間から介護現場で仕事ができる選択肢となります。
急な欠員が生じた際には、勤務中の職員への負担が増えるだけでなく、管理者には、応援要員の確保や勤務調整といった業務も発生します。
マッチボックスを通じて必要な勤務を登録メンバーへ公開し、勤務を希望する人が自ら応募できるようにすることで、個別の連絡や調整にかかる手間の軽減を図ります。特定の職員に業務が集中する状況を抑えるとともに、人員調整に費やす時間を減らし、本来の介護業務やご利用者様への対応により多くの時間を充てられる環境づくりを支えます。
ALSOK介護は、今回の取り組みを単なるシフト調整の仕組みにとどめず、「働き続けられる介護業界」への転換につなげ、より安心して働ける環境づくりを強化していく方針です。
当社はマッチボックスの提供と運用支援を通じて、ALSOK介護が自社の人材基盤を構築し、現場職員の負担軽減と安定したサービス提供を両立できるよう、本取り組みを支えてまいります。
また、急な欠員に備えながらサービスの品質を守る必要があるのは、介護業界に限りません。医療・看護、保育をはじめ、小売、物流、製造など、多拠点で事業を展開する業界にも共通する課題です。当社は今後も、一度接点を持った人材との関係や勤務実績を自社に蓄積し、必要なときに自ら勤務を募集する「セルフソーシング」の考え方と、それを具体化するスポットワーク内製化を、人材不足と品質維持の両方に向き合う幅広い企業へ広げてまいります。
私たちマッチボックステクノロジーズは、デジタル技術を活用し、「誰もが柔軟に働ける社会」の実現をめざしています。今後も、企業や地方自治体の抱える課題解決に注力しながら、より多くの人に「自分らしく働ける選択肢」を届けてまいります。
以上
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