プレスリリース
2021-06-28
株式会社Matchbox Technologies(マッチボックステクノロジーズ 本社:新潟県中央区、代表取締役社長:佐藤 洋彰)はITを通じた人材のデータベース化による求人~採用・労務管理を含めた機能を持つアプリケーション「matchbox(マッチボックス)」を提供しています。今回、医療機関へのコンサルティングを行う株式会社メディヴァ(本社:東京都世田谷区 代表取締役社長:大石佳能子)が「matchbox」を2021年7月1日より導入します。メディヴァは支援先である東京都内の医療機関4施設で導入し、人材やスキルのデータベース化により昨今の医療業界における人材不足の改善を狙います。マッチボックステクノロジーズとメディヴァは今回の効果を確認次第、他の医療機関への導入を始め、医療業界での導入拡大を目指します。
「matchbox」は従業員、退職者、地域の一般求職者を登録し、シフトの共有から採用まで手軽に行うことができるお仕事アプリ※2です。「matchbox」を導入した企業はデータベースに登録した現役従業員やOBOG、短期アルバイトなどすべての人材に対しオンライン上でシフト募集をかけることができます。また、勤務が確定した場合は人材に合わせ雇用手続き、給与計算、支払いにも自動で対応できるようになります。データベースには、働き手側が登録申請を行い、事業者が承認することで登録されます。双方合意の上で人材登録がなされるので、お互いの信頼関係のもと直接求人を行うことができます。
※Matchbox Technologiesは、DX(デジタルトランスフォーメーション)によって、労務情報の統合・一元管理、一括求人まで一気通貫で行うことができる業界初(当社調べ)のアプリとして「matchbox」を「お仕事アプリ」と呼称し推進していきます
医療機関は、医師・看護師など専門的な国家資格と技能を併せ持つ人材を必要とする場面が多くあるため、急な欠員が発生した際に代わりの人材を雇用することが容易ではありませんでした。専門の人材紹介会社を活用する場合はコストがかかるため知り合いを頼るケースも少なくありません。今回導入する医療機関では合計13名の医師が常勤として在籍しています。4施設全体で一日あたり一回程度介護や育児、体調不良等による医師の欠勤が発生しています。急な欠勤を補うために、現在は人材紹介会社を利用した雇用や知り合いの紹介を組み合わせて調整しており、医師採用の専任担当者が勤務時間の大半をスケジュール調整に費やしています。また、医師として専門性の高いスキルや丁寧な接遇が診療の質に直結するため、スキルと同等に人柄も重視した人材を採用しています。
「matchbox」では、データベースに登録のある人材に対して、空きの出たシフトを公開することができます。すなわち、信頼関係のおける人材全てに同時に公募をかけることができます。
ペアで勤務した現場スタッフによる勤務評価機能を備えており、診療科ごと勤務ごとに人材の評価がデータベースに蓄積されていきます。医療機関向けの専用の機能として、医師免許証、卒業校、ブランク期間の登録など、勤務する上で必要な情報の管理ができます。
これによりスキル・経歴・評価が人材ごとに可視化され、効率的に優先順位を付け、クイックな採用が実現できます。信頼度の高い人材を効率的に雇用することで、優秀な人材の取りこぼしを防ぎ、常勤医の勤務時と同等に精度の高い健康診断が可能になります。
「matchbox」では、導入した医療機関が自身の裁量で登録者を増やしていくことが可能です。単日雇用した医師に対して、勤務終了後にデータベース登録の案内をしたり、常勤医からの紹介で新たな医師を登録することができます。これにより、「matchbox」を導入した医療機関独自の「信頼のおける医師」のデータベースが蓄積されていきます。働き手側は複数の医療機関への登録も可能で、自身にとって働きやすい医療機関からの求人が、「matchbox」を通じて届くようになります。また、医療機関から働き手に電話やメール等で直接連絡があった場合は1対1の連絡となるため、仕事を断りづらいという事情がこれまでありましたが、アプリを通じた場合は不特定多数の医師への連絡が前提となるため、自分の都合に合わせて参加・不参加を決めやすくなります。これにより医療機関は効率的な人材採用ができ、働き手は心理的な負担を感じにくく、都合の良い時間で勤務することが可能になります。
「matchbox」を活用することにより、人材のシフトや採用等にかかる管理業務を大幅に削減できます。また人材を直接採用することで、入職者の給与を保ちつつ、採用費を抑えることができます。これによって、人材採用における管理コスト、支払いコストの双方向でのコスト削減が実現できます。
Matchbox Technologiesグループは、人材雇用・労務管理を一体とした人材マネジメントのデジタル化により、雇用側の金銭的・人的コストの効率化および柔軟に働ける社会の実現を目指していきます。
「matchbox」は従業員や退職者を中心としたギグワークのプラットホームの内製化が可能です。従業員、退職者、地域の一般求職者を登録し、シフトの共有から採用まで手軽に行うことができます。勤務が確定した場合は人材に合わせ雇用手続き、給与計算、支払いを全て自動化で対応。企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティを実現します。現役従業員とギグワーカ―(退職者・登録制バイト)を同時にマネジメントできる唯一無二のアプリケーションであり、人々の働き方を前進させる革新的なサービスです。現在、関連特許を5つ出願しそのうち4つが取得済みです。
・matchboxのマッチングまでの流れ:
① 募集の1時間前までに、事業所が求人する日時・人数・時給・条件等を登録
② 求職者が、条件に合う事業所を選択し応募
③ 応募者の中から、事業所が勤務者を選定
④ 当該事業所で勤務
Matchbox Technologiesグループは、「matchbox」を提供する株式会社Matchbox Technologies、ローソンの店舗経営を中心とした株式会社Fuzion’z、ローソンとの合弁会社で、ローソン店舗向けの人財教育・人財派遣などを行うローソンスタッフ株式会社によって構成されています。2004年にFusion‘zを創業しローソン国内最大級の加盟店に成長し、その後、人不足対策のためローソンスタッフを設立し派遣事業を全国で展開しました。さらなる柔軟性を求め、当社を設立し「matchbox」事業を開始しました。